伽藍と境内

大須の赤門通の由来

建物は、江戸時代に起きた火災や昭和20(1945)年の名古屋大空襲による焼失などで幾度も建て直され、現在ある山門は昭和41(1966)年に、本堂と明王殿は平成15(2003)年に再建されたものです。

なお、大須商店街の北側を東西にはしる赤門通は、当院の朱塗りの山門から命名されました。

司馬凌海記念碑

愛知県公立病院・公立医学講習場(現名古屋大学医学部)教授で、日本初の独和辞典「和訳独逸辞典」を出版した司馬陵海こと島倉亥之助(1839~1879年)の早逝をいたんで、明治15年に建てられた碑です。

陵海は新潟県佐渡に生まれ、江戸で松本良順、長崎でオランダ人医師ポンペに師事し、英語、ドイツ語など6か国語に通じていたとされます。

司馬遼太郎の小説「胡蝶の夢」では主人公の一人として描かれています。